東京・池袋から電車で約1時間半というアクセス抜群の観光地が埼玉県北西部に位置する「秩父」。
休日が1日あれば、雄大な自然に触れて、美味しい地元のグルメを堪能して、
さらには温泉まで入れちゃうよくばり旅を実現できます。旅は思い立ったら吉日。
さっそく今週末に家族や友人を誘って、秩父旅行におでかけしてみてはいかがでしょうか?
東京・池袋から最短78分で秩父へ
西武鉄道の特急ラビューなら西武線池袋駅から秩父観光の玄関口「西武秩父駅」まで最短78分です。車内は座席の間隔をゆったりとった回転リクライニングシートを採用しており、Wi-Fiも完備されています。全車指定席で秩父までラクラク快適な列車旅を実現してくれます!
※2019年度中に池袋線・西武秩父線のすべての編成が10000系ニューレッドアローから001系ラビューに順次置き換わる予定です
「いつでも観られる秩父夜祭」をテーマとした「秩父まつり会館」。2017年3月にリニューアルオープンした館内では一年を通して、最新のプロジェクションマッピングにより「秩父夜祭」当日の雰囲気を体験できます。毎年12月2日と3日に行われる「秩父夜祭」は、秩父一帯の総鎮守である秩父神社の例大祭で、「京都祇園祭」「飛騨高山祭」と並ぶ日本三大曳山祭のひとつ。2016年には「秩父祭の屋台行事と神楽」としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。毎年20万人余りの見物客で賑わう秩父の冬を代表するお祭りからこの地の歴史や風土を感じればもっと秩父が好きになるはず!
荒川の西岸に幅約50m、長さ約600mにわたって広がる「長瀞岩畳」。上から見ると、まるで畳を敷き詰めたように見えることからその名前がついたそうです。1924年には国指定の名勝および天然記念物に指定され、地球内部を地質学的に垣間見られることから「地球の窓」とも呼ばれています。川の上から美しい渓谷をゆったり見渡す「ライン下り」や自然の迫力を感じる「ラフティング」が人気。また秩父鉄道「長瀞駅」から長瀞岩畳までの間には、お土産屋さんや飲食店が立ち並ぶ400mほどの通り「長瀞岩畳通り商店街」があり、地元のグルメを味わう食べ歩きにもってこいです!
お昼はツルッとおそばランチがオススメ!
秩父そば実は秩父、古くからそばの産地として有名な土地なんです。周囲が山々に囲まれており、良質で美味しい水も豊富なこの地には数多くのそば処があります。秩父そばはコシが強く、風味豊かなのが特徴。かつては祭事やお正月などに出すごちそうとしてや、来客への“おもてなし”の料理として、どこの家庭でもそば打ちが行われていたのだそうです。また秩父そばといえば秩父産のくるみを丁寧にすりつぶして作る「くるみ汁」につけていただくのが定番。濃厚でまろやかなくるみ汁がコシのしっかりとした秩父そばを引き立てます。伝統の味をぜひご賞味あれ!
秩父三社の一社で火災盗難よけ・諸難よけの守護神としての御神徳が高い「寶登山神社」。初代天皇の“神武天皇”、山の神”大山祇神”、火の神”火産霊神”の三神が祀られています。宝登山の山麓に位置し、“宝の山に登る”という縁起の良いその名前から金運アップのパワースポットとしても人気。極彩色の彫刻が美しい権現造りの社殿の随所には、川原明戸村(現在の熊谷市大麻生)の彫刻師・飯田岩次郎による彫り物が施されています。本殿左奥には日本武尊が身を清めたとされる「みそぎの泉(玉の泉)」、山頂には神秘的な雰囲気が漂う「奥宮」と、荘厳な歴史を感じられる見どころがいっぱいです。
「桜と梅と宝登の山」として長瀞八景のひとつに指定されている宝登山の山頂へとわずか約5分間で連れて行ってくれるのが「宝登山ロープウェイ」。山麓駅から山頂駅までの全長832mを結ぶのは、2台の黄色いゴンドラ「ばんび号」と「もんきー号」です。山頂からは秩父の街並みをはじめ、秩父のシンボル「武甲山」や、鋸状の山容をした「両神山」が望めます。美しい秩父連山を眺めながら、新鮮な空気を吸えば心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。またこの場所は、毎年2月にひと足早い春の訪れを知らせる「ロウバイ」が山頂一帯に咲き乱れることでも有名。
旅の最後は天然温泉で1日の疲れをスッキリ癒してから家路につくのが吉。西武秩父駅直結で天然温泉を楽しめる温浴施設「祭の湯」は、アクセス抜群の立地もさることながら、秩父の名物グルメを提供するフードコートや銘菓・特産品が並ぶお土産どころまで揃っていて、秩父観光の帰りに立ち寄るのにぴったりなところ。電車の出発時間ギリギリまで秩父を満喫できます!
お風呂は地下2000mから汲みあげる天然温泉や高濃度炭酸泉などバラエティ豊かな温泉が心身を優しく解きほぐしてくれます。秩父の象徴「武甲山」の雄大な山影を眺めながらゆったりと浸かれる露天風呂は格別。
旅の締めはご当地グルメで決まり
秩父ホルモン焼きわらじカツに、豚丼、そして豚のホルモン焼と、秩父は“豚食文化”が根付く町なんです。中でも新鮮なホルモンを炭火で炙って食べる「秩父ホルモン焼き」は人気のご当地グルメ。地元で焼肉といえばこの「豚ホル(豚肉のホルモン焼き)」のことを指すのが一般的。諸説ありますがそのルーツは古く、昭和30年ごろ、秩父市に位置する二瀬ダム建設のために、大阪から来た工事関係者が秩父市の押掘先にホルモン焼き屋を開業したのがはじまりだと言われています。旅の最後は香ばしい匂いが食欲をそそる秩父の名物=ホルモン焼きを味わってみてはいかがでしょうか?
※2020年3月現在の情報です。