特別版 埼玉祭|SAITAMA NEWS MATSURI

川越まつり

場所
川越
開催時期
例年10月

「川越まつり」は、川越氷川神社の秋の祭礼を根源とした、370年近く続く祭り。小江戸川越の象徴でもある蔵造りの町並みを中心に、約8mを超える大きな山車が町を練り歩きます。
2016年には、「川越氷川祭の山車行事」を含む33件の祭礼が「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

  • 夜の川越まつりで、提灯を掲げる人々と豪華な山車
  • 昼の川越まつりで、蔵造りの町並みを背景に進む山車と観客
  • 川越まつりで法被姿の男性が真剣な表情で山車を引く様子
  • 夜の川越まつり、提灯に照らされた山車が向かい合う様子
  • 夕暮れの川越まつりで、面を付けた人形が乗る山車と観客の熱気

祭りの歴史

慶安元年(1648)、当時の川越藩主・松平信綱※1が、川越氷川神社に神輿などを寄進して祭礼を奨励し、慶安4年(1651)から神輿が町々を巡行したことが「川越氷川祭の山車行事」の起源だといわれています。
文政9年(1826)に描かれた「川越氷川祭礼絵巻」には、山車行列が川越城へと向かう様子が描かれており、「天下祭※2」と呼ばれた、江戸の山王祭、神田祭とよく似ています。かつて川越は、江戸との間を結ぶ新河岸川の舟運により、物資のみならず江戸の文化も入ってきました。「川越氷川祭の山車行事」は江戸祭礼の様式の影響を強く受けているとみられています。
現在では、山王祭、神田祭ともに山車の巡行が見られなくなってしまったため、「江戸の祭り文化」を現代に伝える貴重な祭礼行事といえます。

夜の川越まつりで、提灯を掲げた人々と向かい合う山車の様子

祭りの見どころ

小江戸・川越の象徴でもある蔵造りの町並みをバックに、絢爛豪華な山車が町々を続々と練り歩くその迫力は圧巻です。山車の高さは8mを超え、重さは2~3tにもなるといわれています。また、山車は全部で29台もあり、その中には江戸時代に製作されたものもあります。
また、山車同士がすれ違う際は、相手の山車に向けて囃子台を回転させ、至近距離で囃子※3を打ち鳴らし、踊りを競い合います 。これは「曳(ひ)っかわせ」と呼ばれ、「川越まつり」最大の見どころです。
夜になると、山車や若衆※4たちが持っている提灯に明かりが灯り、昼間とは違ったきらびやかな雰囲気を楽しめます。それぞれの山車の曳き手たちは山車の前で提灯を高々と振り上げ、その周りでは囃子方への声援が飛び交い、 祭りの盛り上がりは最高潮に達します。

《注釈》
※1、松平信綱:江戸時代前期の大名で武蔵国忍藩主、同川越藩初代藩主。
※2、天下祭:数ある江戸の祭りの中で幕府によって行列が江戸城内に入ることが許された”将軍公認”の祭りのこと。主に日枝神社の山王祭と江戸の地主神だった神田明神の神田祭のことを指す。神輿の前後に30数台の山車や様々な練り物が従い、城下を練り歩く様は江戸町人の盛んな意気を示したとされる。
※3、囃子=祭りなどで演奏される音楽。太鼓、笛、鉦(かね)などを使う。
※4、若衆=山車の引き手など、祭りに携わる人の中で、若い人のことを指す。

昼の川越まつりで、蔵造りの町並みを背景に進む山車と多くの観客

詳細情報

  • 開催場所

    川越市街中心部

  • アクセス

    電車→東武東上線「川越駅」、JR「川越駅」、西武新宿線「本川越駅」

  • 公式ホームページ

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