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ちょこたび埼玉

埼玉はうどん共和国

埼玉はうどん共和国

埼玉県民はうどんが大好き!

埼玉県には、地域に根付いた特色あるうどんが数多くあります。その多様性はまさに「うどん共和国」!
日常の食事から冠婚葬祭等の行事など、さまざまな場面でうどんが食べられています。
伝統的な手打ちうどんから、地元で愛されるB級グルメまで、バラエティ豊かに発展してきました。
その中から6種類をご紹介します。



埼玉を日本一の『うどん県』にする会、永谷会長のプロフィール紹介

永谷晶久 ●ながたにあきひさ
埼玉を日本一の「うどん県」にする会 会長
東大うどん(東京大学うどん)部名誉顧問
某メーカー 総務部勤務

1981年 千葉県松戸市生まれ。千葉→広島→鹿児島→名古屋→八王子→入間市(埼玉県) 小学校で4校の転校を経験。小学校6年生の時に埼玉県入間市に住む。以来、埼玉県での生 活を大学卒業まで送る。その後、入間市役所が主催する街コンのボランティアスタッフとして参 加した事をきっかけに「町おこし」に興味を持ちはじめる。農家の友人が多かった事もあって食 文化で地元を盛り上げていけたらと思うようになる。埼玉県のうどんの宣伝部長として埼玉県 知事からも応援を頂く。2017年より熊谷市で開催の 「全国ご当地うどんサミット」ではスペ シャルサポーターとして積極的にPR活動を行う。
また、西武沿線うどんラリ ーにおいても会のスローガンが使われTwitterで拡散され2日間で 12万 「いいね」を頂く。1人あたり 「1ヶ月プラス2杯でうどん日本一」をスローガンに、YouTube にて「埼玉を日本一のうどん県にするチャンネル」も運営。

起源は江戸時代!300年以上の歴史を誇る郷土料理

加須うどん

埼玉県北東部に位置する加須市は昔ながら「手打ちうどん」が有名。江戸時代半ばに不動ヶ岡不動尊總願寺の門前で参拝客にうどんを振る舞ったのが始まりだと言われています。手打ちならではのコシの強さとのどごしの良さが特徴で、盛りうどんを冷たいつゆでいただくのが基本のスタイルです。また江戸時代から続くうどん食文化にちなんで、6月25日を「加須市うどんの日」と制定しています。

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生産から製粉・製麺までとことん“熊谷”なご当地うどん

熊谷うどん

熊谷市ではグルメイベント「全国ご当地うどんサミット」が2017年から3回連続で開催されています。実は同市は、日本の小麦生産技術の功労者である“権田愛三”生誕の地であり、全国有数の小麦の産地なんです。そんな地場産の小麦をふんだんに使用した熊谷うどんは、香り豊かで食感がツルツル&モチモチなのが特徴!熊谷のこだわりが生んだご当地うどんです。

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幅5cm以上は当たり前!インパクト大のご当地うどん

こうのす川幅うどん

鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一であることにちなんで誕生したご当地うどんです。麺の幅が5cm以上であり、その見た目からメディアに取り上げられることもしばしば。2015年には「埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で悲願の初優勝を獲得しています。箸で持ち上げるとかなりの重量があり、強めのコシとモチっとした食感が特徴です。見た目だけでなく食べ応えもバッチリ!

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深谷市出身の偉人、渋沢栄一がこよなく愛した郷土料理

煮ぼうとう

近代日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一が好んで食べたと言われる郷土料理。小麦を使った幅広の生麺を、地元特産の深谷ねぎをはじめとした地場野菜とともに煮込んだ冬の定番メニューです。野菜から染み出した旨みがたっぷりの出汁が麺の美味しさを引き立てます。山梨県にも似たような料理で「ほうとう」というものがありますが、「煮ぼうとう」は味付けが醤油ベースでかぼちゃが入っていないのが特徴です。

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ソースの町=鳩ヶ谷が生んだ埼玉B級グルメの主戦力

鳩ヶ谷ソース焼きうどん

オイスターとかつおの旨みをベースにした、酸味と甘みのバランスがほどよい特製ソースが食欲をそそるB級グルメ。当時の鳩ヶ谷市長と商工会青年部がタッグを組み、町おこしのためのご当地グルメとして開発されました。味の決め手は、地元に工場があるブルドックソースと共同開発した特製ソースです。ソース好きが多いと言われる地元民からも愛されています。「日本5大焼きうどん」のひとつでもあります。

江戸時代から武蔵野台地で食べられてきた農家の家庭料理

武蔵野うどん

埼玉の県西部と東京の多摩地区が発祥の郷土料理で、非常にコシの強い「手打ちうどん」のこと。かつて江戸時代の武蔵野台地では、うどんはハレの日の行事食で各家庭でうどんを打つ習慣があったと言われています。大きな特徴は、つけ麺タイプであることと麺が太くやや茶色がかっていること。ダシが利いた醤油味の温かい肉汁に冷たいうどんをつけていただく「肉汁うどん」が人気です。

他にも埼玉には魅力的なうどん文化がいっぱい!



埼玉うどんのキーパーソン
熊谷から国産小麦の普及に尽力した、麦翁・権田愛三

麦翁(ばくおう)との異名を持つ権田愛三(1850年~1928年)は、当時生産が安定していなかった麦作りの改良に努めた人物です。さまざまな研究を重ね、明治29年には当時の収穫量の4倍~5倍をあげることに成功。その成果を地域の農家に伝授した功績が称えられています。そんな彼のふるさと熊谷には、その思いをくんだ良質で全国有数の収穫量を誇る麦作りとうどんの食文化が今も残っています。

こうした歴史からも埼玉のうどん文化が地域や暮らしに根付いた理由を垣間見ることができますね。

※2020年3月現在の情報です。