2020年03月17日

埼玉県 お祭りのご紹介

一年を通して、埼玉県内にはたくさんのお祭りが開催されます。歴史のあるお祭りも多いので、ぜひ下調べをしてからお出かけください!

 

【寄居北條まつり】



1590年、豊臣秀吉による小田原攻めで、鉢形城に陣取った郷土の武将北条氏邦は、5万人の豊臣勢を相手に、わずか3500人の兵力で1ヶ月余り攻防戦を続けたといわれています。この時の戦いを再現したものが寄居北條祭り。当日は大勢の武者隊たちが登場し、市街地をパレードした後、北条・豊臣の両軍に分かれ、荒川を挟んで攻防戦を行います。その様子は、戦国時代の合戦さながらの迫力! 大砲の砲声が響き渡ります。

場所:寄居町市街

時期:5月中旬

 

【大瀬の獅子舞(八潮)】



大瀬の獅子舞は、1662年に大瀬村の領主になった森川下総守より、獅子頭を拝領してから始まったと伝えられ、350年以上の歴史を誇ります。このあたりの地域は古くから稲作地帯で、雨乞い行事と稲の病害虫駆除、人々の悪疫防除の夏祈祷の祓いとして行われてきました。獅子舞は江戸時代に盛んだった富士浅間信仰と深く結びつき、舞の形態も、3体の獅子親子が富士山に登る途中の出来事が物語風に描かれています。1991年には県の無形民俗文化財にも指定されました。

場所:大瀬氷川神社

時期:7月第1土曜日・日曜日

 

【羽生てんのうさま夏祭り】



羽生市の一大イベント、羽生てんのうさま夏祭り。390年以上の伝統を誇ります。八雲神社の祭礼ですが、かつてスサノヲノミコト 牛頭天王の祭りだったことから、今でも「てんのうさま」の呼び名が残っています。「おんなてんのう」と呼ばれる一回り大きな宮みこしが渡御を行い、祭りを盛り上げ、夜は御仮屋にて神事を行います。伝統的作法で厳格に神事を執り行う様子は、緊張感があり、見応え十分。市内の郷土芸能保存会による発表、よさこい祭りなども行われます。

場所:羽生市街

時期:7月中旬

 

【熊谷うちわ祭】



京都八坂神社を総本社とする、熊谷・八坂神社の祭礼。疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛を祈願した祇園信仰がその始まりとされています。毎年三日間にわたって、厳粛に神事が執り行われ、多くの人で盛大盛り上がります。「関東一の祇園」とも称されるうちわ祭は、全十二ヶ町の三輪の山車7台、屋台5台の上で笛や太鼓、鉦で賑やかにお囃子を響かせながら市内全域を練り歩きます。日本一暑い熊谷で、そして1年で1番暑い時期に、熊谷人の熱い思いを祭り囃子に込める、その熱気をぜひ!

場所:熊谷・八坂神社、熊谷市街

時期:7月19日~23日

 

【古利根川流灯まつり】



古利根川流灯まつりは、昭和初期、杉戸町と宮代町の商店会の協力により、「流燈會」として始まりました。その後、一時中断されましたが、平成2年に現在の形の「古利根川流灯まつり」として復活。畳1畳分もある日本一大きな灯篭約260基とミニ灯篭が、約1kmにわたって古利根川の川面を埋め尽くします。灯篭はすべて町民の手作り! 釘を使わない組み立て細工の技術が使われています。川面に浮かぶ光の帯の様子はとても幻想的。

場所:古利根川河畔(古川橋から清地橋)

時期:8月初旬

 

【ところざわまつり】



明治から続く伝統ある山車祭りのメインは、10基の山車の曳き回し。それぞれの山車は、昼間は各町内を曳き回され、夕方から大通りに集まります。クライマックスは、暗くなってから行われる曳っかわせ。提灯の明かりで飾られた山車同士が向き合い、祭囃子と舞いを競い合います。祭囃子は日本独自のリズム音楽。基本となる太鼓のリズム地囃子にのせて、即興的に変奏していきます。曳っかわせで出会った相手によって、囃子を変えていくのが見どころ!

場所:古利根川河畔(古川橋から清地橋)

時期:8月初旬

 

【飯能まつり】



飯能まつりの山車・屋台は、川越まつりに代表される人形等を乗せた山車と、 唐破風屋根や豪華な彫刻が特徴である、屋台の2つに分類されます。1日目にはメインの山車屋台とは別に、11台の底抜け屋台が各町内を廻ります。2日目には、11台の山車・屋台が1対の万灯と、華やかな衣装の女の子による手古舞に先導され、曳き廻されます。その他、獅子舞、まといはしご乗り、居囃子などの郷土芸能も。山車・屋台が集まる引き合わせや総覧では、山車・屋台の見比べができます。

場所:飯能市街

時期:11月初旬